エンジニアが独立して法人化するメリットは?

エンジニアにとして独立し、フリーランスとして長年働いていると、法人化して事業の規模の拡大を試みる人が多くいます。法人化には様々な条件や手続き、費用がかかります。それにもかかわらず法人化するのには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

大きなメリットとしては、信用度が変わるということです。法人化できているということは、十分な資金があるということです。さらに、法人口座などを持っていれば金融機関の審査に受かった証拠にもなり、経済的に信用できる会社である証明にもなります。
ビジネスの世界、特にITのような明確なものさしが無い世界では、信用が無ければ仕事すらさせてもらえません。一目で信用を得る手段としては、法人という肩書は抜群の効果を発揮するのです。
法人口座や、法人名義のカードを作ることができるのもメリットです。プライベートのカードと仕事用のカードを分けると、様々な利点があります。プライベートで使ったお金と、会社の経費として消費したお金を口座ごと分けることができれば、管理がスムーズになります。

また、確定申告の際に経費として計上する項目が一目でわかるようになるという利便性もあります。
所得税対策にもつながります。法人化すると、自身の給与を役員報酬という形で経費として扱うことができます。役員報酬は控除の対象になるので、課税対象になる所得の額を減らすことができるのです。
法人化には山のような手続きや、クリアしなければいけない条件がありますが、それに相当するメリットがあります。